重要鉱物現代生活を支える力
EVや風力タービンからドローン、スマートフォン、衛星、防衛システムまで、リチウムとレアアース元素は、エネルギー、安全保障および現代社会を形づくる技術を支えています。







レアアース元素(REE)
レアアース元素は、強度、精度、効率および小型化が求められる技術に用いられる特殊金属群です。なかでも永久磁石に不可欠で、電気を運動へ、また運動を電気へ変換する役割を支えます。
戦略上重要なレアアースを評価する際は、総量だけでなく組成も重要です。磁石用レアアースは高性能モーター、発電機および防衛技術の中核材料であるため、投資家やメーカーは全レアアース酸化物の含有量と、そのうち磁石用レアアース酸化物が占める割合の双方を重視します。
TREO:全レアアース酸化物
TREOは、試料中のレアアース酸化物の合計含有量を表す指標です。レアアース全体の傾向を把握するうえで有用ですが、それだけで価値の全体像を示すものではありません。合計値と同様に、その内訳を構成する各レアアース元素の組成も重要です。
MREO:磁石用レアアース酸化物
MREOは、当社の技術的定義に従い、一般にネオジム(Nd)、プラセオジム(Pr)、ジスプロシウム(Dy)およびテルビウム(Tb)を中心とする磁石用途のレアアース酸化物群を指します。これらの元素は高性能永久磁石に用いられ、電動モーター、風力タービン、ドローン、ロボット、精密アクチュエータおよび防衛システムの軽量化、高出力化、高効率化に寄与します。
TREOとMREOの比較
TREOは試料に含まれるレアアース酸化物の総量を、MREOはそのうち磁石用途で重要なレアアース酸化物の量を示します。TREO値が高くても、磁石用レアアースの比率が低い試料はあり得ます。反対に、TREOの総量だけでは目立たなくても、磁石用レアアースの組成に優れた試料もあります。このため、レアアースの評価にはTREOとMREOの両方が重要です。
磁石用レアアースは使用量こそ少ないものの、多くの先端技術に大きな影響を及ぼす材料です。近年のレアアース輸出規制、許可要件およびサプライチェーンの集中により、中国以外の安定した磁石用レアアース供給源の戦略的重要性が一段と高まっています。これが、レアアース分野でMREOが特に重視される理由です。
主要アプリケーション
- •電気自動車の駆動用モーターおよびハイブリッド・ドライブトレイン
- •風力タービン発電機および再生可能エネルギーシステム
- •ドローン、ロボット、精密アクチュエータおよび産業オートメーション
- •レーダー、誘導装置、ソナーおよびアビオニクスを含む防衛システム
- •スマートフォン、スピーカー、ハードディスク、センサーその他の電子機器
- •先進通信、航空宇宙および高性能製造
Atlanticoの重点分野
Atlanticoが現在レアアース探査の重点を置くのは、ブラジル・ミナスジェライス州のNovo Cruzeiroプロジェクトです。当社のNI 43-101技術報告書には同プロジェクトのレアアース探査可能性が記載されており、レアアース異常の起源、規模、重要性を評価する追加調査が推奨されています。








リチウム
リチウムは充電式電池を構成する中核材料の一つです。高いエネルギー密度、長いサイクル寿命、軽量な蓄電を実現するため、電気自動車、携帯電子機器および系統規模の蓄電に不可欠です。
リチウムの重要性は電気自動車にとどまらず、エネルギー貯蔵にも及びます。電力系統に出力変動のある再生可能エネルギーが増えるなか、電池は余剰時に電力を蓄え、必要時に供給する役割を担います。リチウムイオン電池は、日常的に使用される機器や工具にも電力を供給しています。
エネルギー密度
リチウムイオン電池は重量当たりの蓄電量が大きく、電気自動車、ドローン、ノートパソコンおよびモバイル機器に利用されています。
系統用蓄電
蓄電池は再生可能エネルギーの出力変動を調整し、非常用電源を確保するとともに、電力系統の信頼性向上に役立ちます。
主要アプリケーション
- •電気自動車バッテリーパック
- •系統規模および商用エネルギー貯蔵システム
- •ノートパソコン、携帯電話およびタブレットを含む民生用電子機器
- •ドローン、携帯機器および充電式工具
- •非常用電源、産業用電池および分散型エネルギーシステム
Atlanticoの重点分野
Atlanticoがリチウム探査の重点を置くのは、ブラジル・ミナスジェライス州北東部のNovo Cruzeiroプロジェクトです。当社のNI 43-101技術報告書は、リチウム異常を示す集水域と、追加サンプリング、ターゲットの精緻化および追跡探査を含む推奨作業を記載しています。
Novo Cruzeiroは初期段階の探査プロジェクトです。鉱物資源量または鉱物埋蔵量は定義されていません。異常の起源、規模および重要性を評価するには、追加探査が必要です。